問題
【問題 1】 原尿のうち尿細管で再吸収されるのはおよそ何%か。
1) 1
2) 30
3) 60
4) 75
5) 99
正答
5) 99
まず結論
原尿のうち、尿細管で再吸収される割合はおよそ 99% です。
つまり、糸球体でろ過された液体のほとんどは、そのまま尿として排泄されるわけではありません。必要な水分や電解質、栄養成分などが尿細管で再吸収され、最終的にごく一部が尿として体外へ出ます。
この問題の要点
- 原尿と尿の違い
- 尿細管再吸収のおおまかな割合
- 第2種MEでこの問題が狙っているポイント
- 腎臓分野であわせて覚えたい数字
なぜ99%なのか
腎臓では、まず糸球体で血液がろ過されて原尿が作られます。ただし、この原尿には水分だけでなく、体に必要な成分も多く含まれています。
そのため、尿細管では以下のような成分が再吸収されます。
- 水
- ナトリウムなどの電解質
- グルコース
- アミノ酸
- 重炭酸イオン
この再吸収があるため、原尿の量と最終的な尿量には大きな差が出ます。
覚え方
第2種MEレベルでは、まず次の対応で覚えるのが実用的です。
- 原尿量: 約150 L/日
- 尿量: 約1.5 L/日
- 再吸収される割合: 約99%
150 Lのうち1.5 Lだけが尿になる、と考えると、残りの約99%が再吸収されることが直感的にわかります。
間違えやすいポイント
「ろ過されたものは尿として出る」と考えると、再吸収の割合を低く見積もってしまいます。しかし実際には、糸球体ろ過はかなり大量に行われ、その後の尿細管で必要なものを戻す仕組みになっています。
この問題では、細かい腎機能の計算よりも、原尿と尿量のスケール感を知っているかが問われています。
関連して押さえたい知識
- 糸球体では血液がろ過されて原尿が作られる
- 尿細管では水分や必要成分が再吸収される
- 最終的な尿量は原尿量に比べて非常に少ない
- 腎機能では、ろ過・再吸収・分泌の3つを区別する
まとめ
原尿のうち尿細管で再吸収される割合は、およそ 99% です。
第2種MEでは、腎臓の細かい名称だけでなく、「どこで何が起こるか」「量の目安はどれくらいか」がよく問われます。腎臓分野は数字と流れをセットで覚えると得点しやすくなります。
次に復習したいテーマ
- 糸球体ろ過量と原尿量
- 尿細管での再吸収と分泌
- 腎不全で変化する検査値
- 水・電解質バランス
出典
出典:第46回 第2種ME技術実力検定試験 午前問題 公式公開PDFより