第46回 AM1

原尿のうち尿細管で再吸収されるのはおよそ何%か。

人体の構造・機能 腎臓・泌尿器系 腎臓尿細管再吸収原尿

問題

【問題 1】 原尿のうち尿細管で再吸収されるのはおよそ何%か。
1)  1
2) 30
3) 60
4) 75
5) 99

正答

5) 99

まず結論

原尿のうち、尿細管で再吸収される割合はおよそ 99% です。

つまり、糸球体でろ過された液体のほとんどは、そのまま尿として排泄されるわけではありません。必要な水分や電解質、栄養成分などが尿細管で再吸収され、最終的にごく一部が尿として体外へ出ます。

この問題の要点

  • 原尿と尿の違い
  • 尿細管再吸収のおおまかな割合
  • 第2種MEでこの問題が狙っているポイント
  • 腎臓分野であわせて覚えたい数字

なぜ99%なのか

腎臓では、まず糸球体で血液がろ過されて原尿が作られます。ただし、この原尿には水分だけでなく、体に必要な成分も多く含まれています。

第46回AM 問題1の解説用図表: 尿細管再吸収
解説用図表: 尿細管再吸収

そのため、尿細管では以下のような成分が再吸収されます。

  • ナトリウムなどの電解質
  • グルコース
  • アミノ酸
  • 重炭酸イオン

この再吸収があるため、原尿の量と最終的な尿量には大きな差が出ます。

覚え方

第2種MEレベルでは、まず次の対応で覚えるのが実用的です。

  • 原尿量: 約150 L/日
  • 尿量: 約1.5 L/日
  • 再吸収される割合: 約99%

150 Lのうち1.5 Lだけが尿になる、と考えると、残りの約99%が再吸収されることが直感的にわかります。

間違えやすいポイント

「ろ過されたものは尿として出る」と考えると、再吸収の割合を低く見積もってしまいます。しかし実際には、糸球体ろ過はかなり大量に行われ、その後の尿細管で必要なものを戻す仕組みになっています。

この問題では、細かい腎機能の計算よりも、原尿と尿量のスケール感を知っているかが問われています。

関連して押さえたい知識

  • 糸球体では血液がろ過されて原尿が作られる
  • 尿細管では水分や必要成分が再吸収される
  • 最終的な尿量は原尿量に比べて非常に少ない
  • 腎機能では、ろ過・再吸収・分泌の3つを区別する

まとめ

原尿のうち尿細管で再吸収される割合は、およそ 99% です。

第2種MEでは、腎臓の細かい名称だけでなく、「どこで何が起こるか」「量の目安はどれくらいか」がよく問われます。腎臓分野は数字と流れをセットで覚えると得点しやすくなります。

次に復習したいテーマ

  • 糸球体ろ過量と原尿量
  • 尿細管での再吸収と分泌
  • 腎不全で変化する検査値
  • 水・電解質バランス

出典

出典:第46回 第2種ME技術実力検定試験 午前問題 公式公開PDFより

公式公開ページ:https://megijutu.jp/cebe2/cebe2_publication.html